2023.09.25 / BLOG
AUTHOR / 日本医療デザインセンター
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あなたの地域は深刻な医師不足です。
あなたは市長(もしくは町長)です。
どのような解決策を打ちますか?
あなたの地域では、
夜に急病になっても近くに診てくれる病院はな
救急で運ばれる病院ははるか遠くにしかありません。
あなたの地域には産婦人科も小児科もありません。
なぜなら、ここで開業しても
病院経営が成り立たないからです。
この地域では出産はもちろん、子育ても難しいでしょう。
もしくは、
あなたが難病を患ってしまったり、
小さなお子さんが病気がちであったら
周辺に医療機関がない地域で
暮らし続けるでしょうか?
『医療過疎地域』言い換えれば『医師不足』は、
医師や医療従事者だけの問題ではなく、
私たち住民にとってまさに『死活問題』と言っても
過言ではない『社会課題』だと言えます。
このような『社会課題』に対して、
全国で活動しているのが
三重県の志摩市民病院の院長である江角悠太さんです。
(ここでは親愛の意を込めて「さん」付けとさせてください)
江太さんが2020年に創設した『TAO医師団』は、
江角さんの病院のある三重県から始まり、
北海道・十勝、熊本県・多良木、鹿児島県・出水、
島根・六日市、そしてことしは徳島県・海陽町と
日本全国の医療過疎に悩む地域へ
医師団でツアーを行い、シンポジウムを開催しています。
今年、シンポジウムを開催した徳島県の海陽町では
『奇跡』が起きようとしています。
徳島県の海陽町では、深刻な医師不足に悩んでいます。
地域の540床の中核病院である海陽町立 海南病院では
常勤医師は、病院長である神澤賢先生、一人です!
病院を常勤医師一人で「守っている」神澤先生は、
日々どのような想いで診療されているのでしょうか。
そんな海南病院で、
「5年後から働きます。そこに向けて
来年から週1で海南病院で働きます」
と宣言した中堅の医師が現れました。
さらには、
「面白そうだから研修が終わった再来年から
僕もここで働こうと思います」
と宣言した総合診療の研修医が現れました。
なぜ、たった1回のシンポジウムで
何人かの医師がキャリアを変更するような
『奇跡』が起きたのでしょうか?
江角さんたちの活動は、
「表層」を眺めるとやっていることは
いたってシンプルなんです。
現地を散歩(?)して、夜は飲んで語って、
翌日にシンポジウムで住民も巻き込んで語る。
しかし、このシンプルな活動にある
本当に大切な『本質』は“体験”と“対話”でしか掴めません。
今回の地域医療デザインフォーラムでは、
医療過疎地域への突破口の『本質』を
江角先生との“対話”から掴むことができる機会です。
自分たちの地域をよりよくしていきたい。
自分たちの地域の課題を解決したい。
そう願ってやまない人にとっては、
大きな発見と行動変容が起きる時間になります。
今回の“対話”が、行動につながり。
行動は、“体験”につながり。
そして、その“体験”が、あなたの地域の
医療過疎地域への突破口になりえます。
本フォーラムは
「私たちの地域医療を本気で発展させたい
という人に向けて開催しますので、
当団体の賛助会員限定での開催になります。
今回のフォーラムに興味がある。
このような機会で学んでいきたい、
そして実践していきたい!
という熱い想いを持った方は
以下のリンクからぜひ当団体の賛助会にご加入ください。
日本の医療課題に向けて
ぜひ、一緒にチャレンジしていきましょう!
日本医療デザインセンター 賛助会の詳細とお申し込みはこちら
https://mdc-japan.org/supporting-committee/
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江角 悠太 先生
国民健康保険 志摩市民病院 院長
TAO(地域創生医師団)団長
1981年生まれ。東京都練馬区出身。三重大学医学部卒業。
平成21年三重大学医学部卒業。沖縄県中部徳洲会病院での初期研修を修了後、23年より後期研修医として三重県内の地域基幹病院、大学病院で研修。26年12月より国民健康保険 志摩市民病院に着任、28年4月より同病院院長に就任。全国自治体病院協議会三重県支部長。地域包括ケア病棟協会理事、TAO(地域創生医師団)団長、未来の大人応援プロジェクト理事、東京医科歯科大学臨床准教授、三重大学医学部臨床講師。
専門分野は『総合診療』『街づくり』『地方創生』『医学教育』
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●日時:9/25(月)20:00〜21:30
●参加形式:オンライン(zoom)
●参加資格:賛助会員
●講演者:江角悠太先生
●参加費:無料
※本会への参加は、zoomのお名前を実名にしていただき、カメラオンでのご参加が必須になります